2014年10月18日土曜日

『安藤編集長が語る!!「PHaT PHOTO」のつくりかた』が開催されました

『PHaT PHOTO写真教室 秋の文化祭 2014』で開催される全25あるワークショップの一つ『安藤編集長が語る!!「PHaT PHOTO」のつくりかた』が去る10月16日19:30~21:00に開催されました。

2000年に創刊され、14年間で84号発行された写真雑誌「PHaT PHOTO」その歴史と編集に携わられる方々の想いや苦労など、普段は決して聞けないお話ばかりだったワークショップは、参加者の皆さんが、出来たてほやほやの「PHaT PHOTO 2014年11-12月号」を日本中の誰よりも早く手にすることができるという特典付きで始まりました。

カメラ機能に特化した写真雑誌が多かった時代に、若い人にもっと写真を好きになってもらいたいとの想いでスタートしたと言う「PHaT PHOTO」その14年の歴史の中で表紙は最初読者モデルで始まり、女優さんなどを起用する時代を経て、さらには表紙を写真家の作品が飾るようになったとのこと。
また最初は「PHaT」の文字が大きかったロゴも写真雑誌であることがわかるようにと今では「PHOTO」の文字が大きくなっているなど、まさに安藤菜穂子編集長にしか語れない情報が満載。

ところで、皆さんは雑誌にはそれぞれキャッチコピーがあるということをご存知でしたか?そのキャッチコピーには編集方針の想いが込められているそうです。
今の「PHaT PHOTO」のそれは「新しい才能を見つけ、未来に繋げる写真雑誌」です。表紙のどこかに書かれていますので、お持ちの方は探してみてくださいね。
このキャッチコピーに込められた想いのように、今の表紙は若い女優さんと若手写真家さんの組み合わせで作られているとのこと。このワークショップには、最新号の表紙撮影を担当された写真家のkeiko kuritaさんもお越し頂き、どのように撮影が進められたかなどもお話し下さいました。

keiko kuritaさんは、ご自分の撮影スタイルや初対面の人を撮る時のコツ、心がけていることなどをお話し頂けただけではなく、実際に「PHaT PHOTO」最新号の表紙撮影時に撮られた写真のコンタクトシートを見せて下さいました。
そこには色や構図に関する細かな指示が書かれていました。写真家の仕事の一端が垣間見ることができたように思い、とても興味深いものでした。

また、各号の特集について安藤編集長によると、季節☓悩みで決めているとのこと。読者が持っているだろう悩みに対する答えを示すことができるようにとのことだそうですが、いつも「読者が何に悩んでいるのだろうか」について悩み、この企画を考えるのが大変だそうです。

他には、具体的にどのように誌面がが作られているかもご説明頂きました。実際に使われた校正紙を見せて頂きましたが、そこにプリントされている写真にも色味などに関する細かな指示が記入されており、安藤編集長は「写真雑誌ですので、掲載される写真にはこだわりたい」とおっしゃっていました。

「PHaT PHOTO」は、多くの方の想いが込められて大事に作られているのだと感じました。これからは、また違った読み方が出来そうで楽しみです。『安藤編集長が語る!!「PHaT PHOTO」のつくりかた』は、普段知ることの無い世界を教えてくれる、興味の尽きないワークショップでした。

『PHaT PHOTO写真教室 秋の文化祭 2014』ではこれからも魅力的なワークショップが開催されます。僅かながら残席のあるワークショップもあります。まだまだ間に合いますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

このBlogでは全ワークショップとイベントのレポート記事をお届けしていく予定です。これからもお楽しみに!

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